平成26年9月の法話/足立昇龍師/お説教の詳細ページ/浄土宗西山深草派布教師会

浄土宗西山深草派 総本山誓願寺


 

 


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平成26年9月の法話/足立昇龍師


平成26年9月の法話/足立昇龍師の画像1
【担 当】 足立昇龍 師 〔愛知県岡崎市 称名寺 徒弟〕
【御 題】 「大袈裟」

 


 

 


 

 

『大袈裟』

日常の言葉に、誇張した表現のことを「大袈裟」と申します。

「逃がした魚は大きい」と言うように、私たちは済んでしまったことに対して、
・大変な苦労をした
・こんなにがんばったんだ
と自分をより良く見せようとします。

先日こんな出来事がありました。ご主人を亡くし命日の一日が、土曜日か日曜日の時だけ「主人のお参りをして下さい」と連絡を下さるご婦人がいらっしゃいます。今回の祥月命日が平日でありましたが、「夜になりますが主人のおまいりを…」 私は、祥月命日(亡くなった月日)と月並命日(毎月)のお参りに違うお経さまを拝読致します。祥月命日にはお衣も紫衣に、袈裟は金の刺繍のあるものに着替え、当然時間も20分ほど長くなります。

ご婦人と親戚方が、いつものように焼香を終えしばらくしますと、私の後ろでゴソゴソと…。「今日は、これじゃ少ないよ」どうやら、お布施の金額のことをもめだしたのでしょう。お経を終え、いつものように法話をしていますと、ご親戚の方がようやく元の席に戻られました。お茶の時間となり、差し出された包みは、いつもの白封筒ではなく、一回り大きい熨斗付のものでした。私は、決して催促したわけでもありませんが、そのような気持ちになったのでしょう。

「大袈裟」僧侶が大きな袈裟をかけているいるのに、それ程でもないことを大層に言ったり、したりすることが由来であります。

私は、大袈裟なお参りをしたつもりはありませんが、快くお茶の接待をして戴いて双方良い気持ちになりました。
これが、袈裟の功徳というものです。

 

 

このたび、当布教師会より法然上人800回大遠忌記念事業として法話集「法然さまからのお手紙とお歌」を出版いたしました。


法然さまが「黒田の聖人(ひじり)」に宛てた一紙小消息を、管長猊下お手ずから、わかりやすく現代の言葉に置き換えていただき、それを一区切りづつ布教師会の布教師がお説教として書き下ろしました。 また法然さまの代表的なお歌を八首取り上げ、それをテーマとしたお説教も掲載しております。

この本のお求めは、≪総本山誓願寺公式サイト「出版書籍のご案内」ページ≫ よりご購入いただけます。(一部1,000円税込/送料別)


 


 

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