仏の道/平成29年7月の法話(1)/お説教の詳細ページ/浄土宗西山深草派布教師会

浄土宗西山深草派 総本山誓願寺


 

 


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仏の道/平成29年7月の法話(1)


仏の道/平成29年7月の法話(1)の画像1
【担 当】 洒井安仁 師 〔愛知県蒲郡市 報土院 住職〕
【御 題】 「仏の道」

 


 

 


 

 

先日、大変興味深いお話を目にしました。

「剣道の五段と六段の違いについて」。
 
技術的な面ではさほど違いはなく、三分の試合であれば、どちらが勝ってもおかしくはない。 ところが、午前中いっぱい若手を相手に稽古をつけるというようなことになると、歴然とその違いが顕れてくる。
 
長時間やっても型が崩れない、どんな状況に於いても心が乱れない、それが五段と六段の違いであり、その背景には剣道に対する思いの深さの違いがあるそうです。
 
決して練習だけでは身に着かない、補うことができない人格の形成が必要不可欠になってくる。

それを身に付ける為には、日頃の生活の中で相当な決意を持って、剣の道を修めなければならない。つまり人が見ている所ではなく、見ていないところでどれだけ自分を律することができるか、どれだけ自分の立ち居振る舞いをきちっと熟すことができるか、にかかってくる。これが安易に崩れない安定感、そして心の余裕を生むそうです。

この話は、そのまま私たちの信仰の生活に置き換えることが出来ます。

私たちは心の涅槃を求めてお参りします。その涅槃を求める心がお参りの時だけでは、いつまでたっても本当の心の涅槃は得られないでしょう。

ではどうすればよいか。

法然上人さまは「おこし難き道心を起こして」と仰いました。

仏の道も剣の道と同様に、日頃の生活の中で、相当な決意を持って手を合わせる心、お念仏の心を持たなければならない。

何をするに於いても、どんな状況にあっても、手を合わせる心・お念仏の心を持って勤めることが一番大切な事であり、それが出来て初めて本当の意味での心の涅槃・仏さまのお導きが頂けるのはないでしょうか。

 

 

このたび、当布教師会より法然上人800回大遠忌記念事業として法話集「法然さまからのお手紙とお歌」を出版いたしました。


法然さまが「黒田の聖人(ひじり)」に宛てた一紙小消息を、管長猊下お手ずから、わかりやすく現代の言葉に置き換えていただき、それを一区切りづつ布教師会の布教師がお説教として書き下ろしました。 また法然さまの代表的なお歌を八首取り上げ、それをテーマとしたお説教も掲載しております。

この本のお求めは、≪総本山誓願寺公式サイト「出版書籍のご案内」ページ≫ よりご購入いただけます。(一部1,000円税込/送料別)


 


 

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