平成28年4月の法話(2)/足立昇龍師/お説教の詳細ページ/浄土宗西山深草派布教師会

浄土宗西山深草派 総本山誓願寺


 

 


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平成28年4月の法話(2)/足立昇龍師


平成28年4月の法話(2)/足立昇龍師の画像1
【担 当】 足立昇龍 師 〔愛知県岡崎市 称名寺 徒弟〕
【御 題】 「広長舌(こうちょうぜつ)」

 


 

 


 

 

春になり、さまざまな別れや新しが始まるい出会い目本に於いて1番の季節となりました。学校では卒業式入学式、社会では退任式送別会歓迎会など、挨拶は欠かせません。長く話されることを「長広舌(ちょうこうぜつ)をふるう」といい、今ではただ長いだけの嫌な話しを馬鹿にするかのように言いますね。

仏教の言葉に「広長舌」とあります。佛さまは、32の身体的な特徴があります。皮膚が金色であり、額に白毫があり、足が偏平足であるなど。その一つに「広長舌相」舌は広くて長い。舌先が額にとどき顔を覆うほどであります。これは佛さまは4つの口の災いをしない事の表れであります。

その4つとは、
  1. 不妄語(ふもうご)= みだりな言葉使いはしないこと。うそは言いません。

  2. 不両舌(ふりょうぜつ)= 仲たがいをする言葉を使わない。A君とB君に違う内容を話すことはしません。

  3. 不悪口(ふあっく)= 悪口は言わない。他人が嫌がる事悲しむことを言いません。

  4. 不綺語(ふきご)= きれい事は言わない。心にもないことを言いません。

なかなか私たちに出来ることではありません。いずれ私たちは佛に成る身でありますがこの世で努力しなければいけません。今、嘘や悪口を言わない努力をしましょう。そうすればお釈迦さまのように広長舌にるかもしれません。

 

 

このたび、当布教師会より法然上人800回大遠忌記念事業として法話集「法然さまからのお手紙とお歌」を出版いたしました。


法然さまが「黒田の聖人(ひじり)」に宛てた一紙小消息を、管長猊下お手ずから、わかりやすく現代の言葉に置き換えていただき、それを一区切りづつ布教師会の布教師がお説教として書き下ろしました。 また法然さまの代表的なお歌を八首取り上げ、それをテーマとしたお説教も掲載しております。

この本のお求めは、≪総本山誓願寺公式サイト「出版書籍のご案内」ページ≫ よりご購入いただけます。(一部1,000円税込/送料別)


 


 

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