布教師会理事長 挨拶/浄土宗西山深草派布教師会

浄土宗西山深草派 総本山誓願寺


 

 


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布教師会理事長 挨拶

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この度は、浄土宗西山深草派布教師会のホームページによくお越しくださいました。 

 

私たち日本の国は、かつて無いほどの大きな問題を抱えて、今、大きな転換期を迎えようとしています。  近隣諸国との領土問題、また、少子高齢化問題、原発問題、震災復興問題、減ることのない自死や、いじめ、さらには、急激な円高による企業収益の圧迫、就職率の低下が、若い人たちの生活や考え方まで変えてしまっています。 

 

かつて、GDPは、アメリカに次いで世界第2位であり、日本は、敗戦国にもかかわらず、世界中が目を見張るほどの輝きを誇り、物作り日本は、その品質と価格で世界を席巻しました。 アメリカに追いつけ追い越せと先人達は、死にものぐるいで、豊かな今の日本を築き上げてきました。  しかしながら、戦後の教育は、宗教を排し、自由と権利という言葉に乗せられ、わがまま勝手、やりたい放題、自己中心的な、道徳のない若者を作り上げてしまいました。  結果、自分中心に考え、自分の思い通りにならないと、直ぐに腹を立て、邪魔者を排除するようになり、さらには、人の命を軽んずる余り、親や子供にまで、危害を加え、その尊い命さえ奪ってしまいます。 

 

お釈迦さまは、とらわれない、偏らない正しい目で物事を見ることが大切であると説かれました。 善導大師さまは、それを「仏眼相看、慈心相向」と表されました。 仏様の目で、心で向かい合うこと、つまり、つらく、苦しく、悲しみの中にいる子供に対し、親は、その子の立場になって考え、祈り、全身全霊で何とか救いたいと願い、行動します。  そこには、決して見返りを求めない嘘、偽りの無い、本当の真心が込められています。 
これが、観無量寿経に説かれる「仏心とは、大慈悲これなり」、仏様の心です。 

 

この世の全ては皆、互いに寄り添い、助け合い、持ちつ持たれつの関係にあります。 自然は、あらゆる生命を育み、人間は、その尊い命を頂いて、生きています。  おかげさまと感謝の心を持ち、ご先祖さま、仏さまに胸を張って報告できるような人生を歩まなくては、何もなりません。  自分中心に物事を考えてしまう私たちです。 法然上人さまが、「ただ一向に念仏すべし」と仰せられたのは、感謝を忘れがちな私たちに、目には見えない真心に気づくため、日頃から感謝の心を育てるために、お説き下さったのです。 

 

苦しみが楽しみとなり、悲しみが喜びとなるには、心を転換する必要があります。 それは、気づくこと、目覚めることです。  このホームページで、きっと、忘れていたこと、気づかなかったこと、本当の真心に出会うことが出来るでしょう。  .....合掌

 

浄土宗西山深草派布教師会理事長 小島 雅道


 

 

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